Aug 31, 2012

ミエットワンのグラスゴー大冒険・第1章の5〜フラワーガールin God Help The Girl

           
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”ほら、ね?”

”あらまあ、、、!”

 

こっちへ来て!と連れられた場所は、大きな車の中。
どうやらここで着替えるらしい。
中にはもう一人女性が居て、お洋服がたくさんハンガーかかっていて、
いろいろと分類されているみたい。

 

”あなたのドレスのチョイスはとってもセンスがいいわ!
でも残念なことに私たち、全く同じ物を持っているの。。。
ね、これと同じでしょ?”

 

と、見せられたドレスは確かに私の物と同じ!
これ、3月の大冒険の時にスウェーデンで買ったやつです!
さすがH&M!!!

 

うーん、じゃあこれにしましょう!

P7270171

このグレーのワンピースにお着替えです。

 

ほ、これで安心。私帰らなくて済んだ!

 

元のみんなで待ってる部屋に戻ると
ダグラスさんが何人かのお友達とお話中。

 

さゆ  ”服をチェンジしてきました〜。”

ダグ ”あれ!?どうしたの?”

さゆ ”私の服、出演者と同じだったの。かくかくしかじか。”

ダグ ”えー!!そんなことあるんだ!!
あ、君に紹介するよ!こちら※※※※※。”

”※※※※※、こちらさゆり。一緒にレコーディングするためにグラスゴーに来たんだ。”

※※ ”はじめまして! グラスゴーでレコーディングするんだ!それはすてきだね!”

さゆ ”は、はい、初めまして!ありがとうございます!”

 

※※※※※さんはもしゃもしゃっとしためがねの男の人、
分かったのはミュージシャンだということと
ダグラスさんや他のスチュアートのお友達界隈と仲良しだということと、
明後日のmonoで行われるイベントに出るはずだったけど出なくなったということ。
とにかくもしゃもしゃっとした男の人っていうのがすごく印象に残っていて
あれは一体誰だったんだろうと、結局旅の間は最後までわからずじまい。

 

(でも、わかったんです!なんと今朝、気がついた!(°⌓°)
これについては後ほど書きます!)

 

さて、さらに待つこと30分あまり。
全部で2時間は待ったと思います!

ついに入って良いよの合図。
はーやっとだーまちくたびれちゃったよー。
なんか話によると、最初にライブがあるんだよね、それを観た後スクリーンがおりてくるのかな
はたまた別の部屋に移動して観るのかなあ、それにしたってこの分だと見終わったら夜8時、
ここに3時集合だったのに、これじゃあ今日はポスター描くの明日になっちゃうよ、、、、て

あれ?

 

 

もしやこれって、、、?

 

 

 

 

 

 

 

今映画撮ってんじゃん!!!!!!!

 

 

はーい、じゃあバンドの演奏に合わせて左右に揺れてくださーい。

ゆ〜〜〜ら、ゆ〜〜〜〜ら、ゆ〜〜〜〜〜〜〜ら

次はめちゃくちゃたのしそうな歓声を上げてくださーい。

ひゅーーーー!!!!わーーーーー!!!!きゃーーーーーー!!!

 

会場は小学校の中の吹き抜けスペース。
そこに約150〜200人くらいの人々が入れられて
みんなでこの女の子4人が歌うバンドを観ているという。

思い出すのはソフィー・マルソー主演のラ・ブーム(La Boum)とか
バージン・スーサイズ(The Virgin Suicides)』のダンスパーティーのシーンとか。
セットがそんな感じで、だから、まさに、『女の子のための感』がぷんぷん。

 

そーか、そーか、そーだよね、エキストラ、そりゃ着替えるわ、そりゃバンドTシャツ厳禁だわ、

ここまできてやっと気づく私。鈍過ぎだろ!!!

 

あまり自分の鈍さに呆然としながら、
何度も繰り返されるバンド演奏に朦朧としながら、
ゆらゆらしたり、拍手したり、そんなことが30分ほど続いたところ、
突然ポンと肩をたたかれる。

 

ぎゃ!監督Stuart Murdoch!

なに?私のゆらゆらまずかった?幽霊みたいだった?

 

”君にお願いがあってね、実はドッキリを仕掛けようとしてるんだ。

この花をガール達に配ってきてくれないかな?

彼女達は今本番中だと思ってるから、すごくびっくりするはずだよ!”

 

 

、、、、!!!???

 

ええええええええ!!!????

 

なになになにこれ、罰ゲームじゃないか!!!!!

そんな空気の読めない役を鈍い私がやったらシャレにならんわ!!!!

 

ふがふが!!!←心の声

ふがふが!!!←心の声2

 

”衣装の子から訊いたんだよ、君が着替えてくれたってね。

じゃあ合図をだすから行って! いち、に、さん、はい!!!!”

 

ぽーん。

 

もうやけくそだー!ここは外国!そして映画の撮影現場!

 

あの言い方だと、服着替えてくれたお詫びというかお礼というか
なんかすごく良いことをさせてくれるってことだ、やるしかない!

 

で!

 

配ってきました!

花!

ついでにボーイ達にも!

ぐえあー!!!変な汗かいたーーーーー!!!!!

これは多分DVDなどの特典映像で使うためのものではないかと思います。

そして衝撃の記念撮影!

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ふっふふふうふ。

ドッキリの指名を受けたときはすごく当惑したけれど、
やったおかげで、打ち上げで参加したガール達から
”あーフラワーガールだー!”
と言ってもらえた!なにその乙女な響き!

うーん、しあわせ♥
スチュアートありがとう♥
ダグラス連れて来てくれてありがとう♥

 

そうして今日の撮影は無事終了。

この映画、完成した暁には日本でも上映されるようです!

 

ここでこの映画God Help The Girlについて分かる範囲で説明してみたいと思います!

 

そもそも、このGod Help The Girlというプロジェクトは
スチュアート・マードックが作った女の子ヴォーカルのための曲を
何人かの女の子ヴォーカルに歌ってもらっているという、
ソロプロジェクトの一環で、
楽曲自体は既にリリースされているのですが
曲とともに彼はミュージカル映画を作りたいという構想がはじめからあって
それで今映画を撮っている、ということなのです!
(かなり自分の言葉で端折りました!
詳しくはここで楽曲リリース時のインタビューが読めるので(ありがたいことに日本語!)
ぜひぜひ読んでみてください!)


 

そして

私たちがゆーらゆーらしたのはこの曲!

God Help The Girl  /  Down and Dusky Blonde

Down and Dusky Blonde (Dina version)

これを映画ではEmily Browningちゃんがフロントに立って歌っているのです。

かわいい。。。。

横に知らない男の子が写ってますが。

(これはエミリーちゃんのファンサイトの画像から拝借してきました。)

 

 

あ!この子、帰りの地下鉄で会った子だわ!

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”いや〜、ほんと僕たちすごい経験をしたよー!”

 

と楽しそうに話す男の子。胸に付けてるのは

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キャスト& クルー!

えへへへえへ。私ももらっちゃった♥

 

 

さあ、うちあげーです!みんなでサンドイッチを食べるよ!

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もちろんスチュアートにも
渡す』やってきました!
(『渡す』については前々回1−3参照。)

他に『渡す』したのは

photo

Marco Reaさん!
この映画のバンドでベースを弾いていました!
スティーヴィー・ジャクソン(ベルセバのメンバー。ヴァセリンズのサポートで先月も日本に来てました。)のバンドでも弾いているし、
明後日のNeu! Reekie! Recordsのイベントでも演奏します。

自分のバンドと
(The Wellgreen / The Store Keys)
↑↑この2つKiddさんとMarcoのバンド。
Kiddさんはmiette-oneと8月5日に対バン予定!だったはずだったのだけれど、、、!)

友達のバンドで
とにかくひっぱりだこのマルコ。

”彼のルックスはとっても60’sでしょう?”

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うん!映画の撮影時はもっとそんな感じだったよ!

 

そんな60’sなMarcoとKiddが出演している
スティーヴィー・ジャクソンの
グラスゴーの日常を撮った(?)おもしろPVがあったので!

 

 

、、、、ん、、、????

あれ、、、、、????

この人、

控え室でしゃべった


もしゃもしゃさんじゃないかっっ!!!!!(°⌓°)

(今回こればっか。。。)

 

なんとスティーヴィーにも会っていたことに
このブログを書きながら気づいたのでした。。。。

 

 

 

さあて、(気を取り直して)
次は8月5日にThe 13th Noteでやるライブのポスター書きだ!

 

この日中にできるのか?

 

しかしそんな心配も吹き飛ばすようなすごい人達に
この後会ってしまうのです、、、、!!!!!!!

(私的にはこの旅一番のスペシャルな人物。。。!!)

 

>>第1章の6につづく!!!

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***ミエットワンのグラスゴー大冒険 もくじ***

■■ まえがき ■■

>>まえがき このブログの目的。

■■ 序 章 ■■

>>序章 もう一度グラスゴーへ行くことになったいきさつ。

■■ 第1章 ■■

グラスゴー約2週間のうちの前半1週間の出来事。
たくさんのグラスゴーの人達に会います。
フリッパーズ・ギターの「さよならパステルズ・バッヂ」の世界!
(第1章は13〜15話になる予定です。)

>>第1章の1〜空港パニック
>>第1章の2〜まずはパステルズに会いましょう
>>第1章の3〜Randolph’s Leapにキーボードを借りる
>>第1章の4〜ベルアンドセバスチャンは映画監督
>>第1章の5〜フラワーガールin God Help The Girl ← イマココ!
>>第1章の6〜TESCOで遭遇!ノーマンズ・ペアレンツ
>>第1章の7〜JP対SP-PrimalScream-APM-ナンバガ
>>第1章の8〜KiddとPearlfishersとBMXとAPM
>>第1章の9〜ヴァセリンズに渡した!Neu! Reekie!のイベント
>>第1章の10〜ボーイ・へアドレッサーズのその後とグラスゴーの温かみ
>>第1章の11〜monoの様子とTeenCanteenがとにかくかわいい
>>第1章の12〜The 13th Noteで撮影会!アダムとジェイソン
>>第1章の13〜まとめと用語説明(第1章終了)

■■ 第2章 ■■

グラスゴー滞在約2週間の真ん中でロンドンへ1日だけ行きました!
DANNABLYのジョージやジャニス達と街へ繰り出す!

>>第2章の1〜ロンドンで迷子&BMX Banditsの最新アルバム見切り発車情報
>>第2章の2〜少年ナイフとYuki Kawanaとロンドン
>>ただ今第2章の3を執筆中。(2012/9/30現在)

(第2章は2〜3話になる予定です。)

■■ 第3章 ■■

グラスゴー滞在約2週間の後半の出来事
いよいよレコーディング、そしてライブです!!!

(第3章は5〜7話になる予定です。)

■■ 第4章 ■■

おまけです。帰りにパリに寄ったのでその旅行記。

(第4章は3〜4話になる予定です。)

■■ 番外編 ■■

音楽と関係のない旅のエピソードを書きます。

>>番外編1〜グラスゴーで泊ったホテルでまかない食べた!

 

■■ 前回(3月)のグラスゴー行きのときの記事 ■■

3月の旅が、この大冒険のきっかけになりました。(over 100リツイートいただきました!)
>>スウェーデンとスコットランドの旅ーBMXバンディッツとパステルズに会ってきた!その1
>>スウェーデンとスコットランドの旅ーBMXバンディッツとパステルズに会ってきた!その2


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