Sep 7, 2012

ミエットワンのグラスゴー大冒険・第1章の9〜ヴァセリンズに渡した!Neu! Reekie!のイベントに行ったよ

           
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さて5日目。前記事でお伝えしましたが

4日目から私が泊っている所は、 グラスゴー美術学校の学生寮。

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一番良いところは、学生寮なので、勉強机と本棚がある!

そんなわけで、内職開始!

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なにを作っているのかと言えば

 

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これ。

 

ここここ渡してきた自己紹介CDRです。
組み立てると嵩張るので、バラで持って行ったのです。
友達出来ると良いなーという思いを込めて。
そんなことをしていたらあっという間に夜。

 

今日はグラスゴーの音楽ファン達がいっぱい来るイベントが
mono(パステルズの居るところ。1−2参照)であるよ、とのこと。

そう、この日のためにいっぱい持ってきました!

 

Neu! Reekie! Records – THE GLASGOW LAUNCH @ Mono

スコットランドの首都、エディンバラのレーベル、Neu! Reekie!の
ファーストシングル発売記念パーティーのようなんですが、このイベントに
女の子4人組バンド、Teen Canteenが出演するそうで

ダグラス ”きっと楽しめるとおもうよ”

ふむ、どれどれ、、、、

 

こ、れ、は。反則でしょう!

菜の花畑にガール達が!!耳にお花刺してる!!(°⌓°)

 

 

いかん、アー写だけでくらっときた。とりあえず映像でも見てみよう。
なになに、これはレコーディング風景のようだぞ、、、、。

んんん!!!???

 

いま写ったのはBMXバンディッツのダグラスさんと、、、
ヴァセリンズのユージン・ケリーさんじゃ、、、!!!???

なんとこのガール達のレコーディングにインディーポップの重鎮達が参加してるのか!!??

なにこの世代間ボーダレス感!!??

 

ちなみにバンディッツとヴァセリンズは、ニルヴァーナのカート・コバーンに
“If I could be in any other band, it would be BMX Bandits.”
「もし他のバンドに入れるならBMX Banditsに入りたい」(バンディッツのTシャツ着てたらしい。)

“most favorite songwriters in the whole world”
「世界中で一番すきなソングライター」(ヴァセリンズの2人ユージンとフランシスについて。)

と、それぞれ言われていらっしゃるという。。。有名なお話があります。

 

このTeen Canteenのざらっと感、ドリーミクスチャーを思い出すなー。
名前も良いし(『10代食堂』!)
響きもいい!(ティンカンティーン、ティンカーベルみたい!)
歌ってる子かわいいし♥今日は楽しみだー!
そんなわけでmonoに到着すると、

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なにやらみなさん老人のお話に聞き入っている。。。

Alasdair Grayさんは、グラスゴーの小説家、芸術家、劇作家、学者、教師、詩人で
とっても有名な人らしい。うん、変わった人ってことで有名らしい。
なにかの朗読をしてたんだけど、分かるわけも無く。。。
身振り手振り、声色、表情、巧みに変えていたので
私はてっきり俳優さんか何かだと思っていました。

ウィキペディア見たら、私の宿泊先、グラスゴー美術学校の卒業生のようです。

音楽の前に朗読か〜、、、

 

あああ!?

い、い、い、い、いた!!!!

 

実は、宿を出る直前に知りました。

今日はダグラスさんやユージンさんも

Teen Canteenのライブにゲスト出演、する日だったのです。

(考えてみれば自然。)

 

できれば 渡したい!!!

それはそれは、勇気の要る瞬間でした。

 

いまさら申し上げますが、

ダグラスともスティーヴンとも、
スチュアートともスティーヴィーとも、
デイヴィッドともポールともジェイソンとも、(この後出てくる方々)

みんなすごいオーラで、話すのめちゃくちゃ緊張してるんです!

(しかし旅の終盤には、揉まれたおかげで
みなさんのおやじ子どもっぷり
ひっそりと楽しめるまでに成長しました!)

 

特に、スティーヴン・パステルとユージン・ケリー、

 

この2人はもの静かな外見とは裏腹に、
瞳の奥に燃えたぎる反骨精神(、、多分先入観です。)を感じて、

近寄れない、、、近寄れないよーー ムリだって!!

 

のわー!ダグラス、ムリムリ!!!

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そりゃー、笑顔も引き吊るわ。

 

帽子も逆に冠っちゃうわ。←後前逆だった!

 

ちなみになんで夏の帽子なのに、パーカー着てるの?っていう
アンバランスな格好になってしまったわけですが
一言で言うと、スコットランドの真夏をなめてました

スコットランドの夏は、日差しがあると気持ちよくて
全部脱ぎたくなる!太陽に当たりたいーってなるのですが、
ひとたび雨が降り出すと、寒い!!!夏なのに!!!
雨は一日に何回も降っては晴れてを繰り返します。
みんながフード付きの上着を着ているのは、
実に便利な雨よけになるからなのだと、身をもって知りました。

街には半袖半ズボンの人もいれば、真冬のコートを着た人もいる
これがスコットランドの夏!
だからどんな格好してても変に思われません。
帽子が逆でも大丈夫です!←なぐさめてみた。

 

でね、写真よく見てみて!ユージンさん笑ってる!!!

 

ユージンさんの笑顔って貴重じゃないですか!?
これは写真を撮ってるのが気の置けない仲間のダグラスさんだからなんじゃないかな?

 

1−6でも書きましたが、

ユージンさんは91年頃までBMX Banditsのメンバーだったのです。

(バンディッツを抜けた後にバンデッツで歌ってるユージンさんの動画があったので貼ろうとしたのですが
埋め込みリクエスト無効になってたので興味のある方はこちらのリンクを見てみてください
ダグラスは座ってるだけ。

ちなみにTeenCanteenのライブではユージンさんも出番が無い時は
ステージを降りるわけでもなく、楽しそうにするわけでもなく、
ただすみっこに、アンプの後ろに隠れてしゃがんでました。
TFCのジェラードさんがノーマン歌ってるときはすんごい後ろに下がる感じとか
なんか、スコットランドの人の肩肘張らない感じがこういうとこに出てると思う。。)

あとついでに。
1991年のReading Festivalのニルヴァーナのライブで
ユージンさん飛び入り参加っていう貴重な映像があったので貼ります!
ニルヴァーナはヴァセリンズのカバーをしているのですが、
これはそのカヴァー曲のひとつ、Molly’s Lipsをニルヴァーナが演奏して
ユージンさんが歌ってる!

かっこいい。。。

 

また話が逸れてしまいました!

 

そんなわけで無事に(?)CDRをお渡しすることができて
もうドッキドキ!

ユージンさんの隣に写ってる男の子はNeu! Reekie!主宰者のマイケル君。
若いのに臆せず重鎮達と交渉しちゃう、なかなかのやり手です。

マイケル君にもお渡しさせていただいた所、
じゃあこれと交換で!と今回発売したシングルCDをいただいちゃいました!!

うわー、ランドルフスリープといい、
私の手作りCDRでこんないいものと交換してもらってしまって
いいのかしら、いいのかな、うん!えい!
ありがたくいただきます!!!


Jesus, Baby! – The Caterpillar Tango

このバンド、マルコ(1-5, 1-8参照)も弾いてます〜。

 

シングルなのに豪華、デジパックなの。

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そう、かっこいいジャケットだなーと思ってました。

 

緊張してばっかりだったので、ちょっと外に出ます。

外でもみんな立ち話でたのしそう。

 

ダグラスさんが入り口でウイスキー飲んで顔を赤くしてる
一人の男の人に話しかけました。

 

”やあジム!ちょうしはどう?”

”ああ、俺はこれ(お酒)さえあればいつでもいいかんじだよ”

 

??だれだろー??

 

”ジムはアクリルなんかを使って絵を描くアーチストでね、
このCDジャケットは彼の作品なんだよ。”

へーそうなんだ、この人が描いたんだー。

 

”昔はジムも一緒に音楽やってたんだよ。ノーマンや僕や、みんなでね!”

 

へー、バンドもやってたんだー。

 

とりあえず英語を聞き取るのに必死。

 

そうだ!渡さねば!

 

”あの、、、これ、私の自己紹介CDRで、、、”

”ありがとー!日本から来たの?東京へは展覧会をしに何回も行ってるよ。
レコーディング、それはいいね!きっと素敵な時間が過ごせると思うよ!
僕も昔はノーマンやダグラス達と一緒に音楽を作っていたんだよ!
がんばれ!”

 

なんか、熱い人だー!優しいー!涙(グラスゴーの人みんなやさしい。)

 

それにしても、ノーマンやダグラスと音楽やってたって、、、

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彼は一体だれなんでしょうか、、、、?

次の記事でまさかの事実が判明。こればっかだな〜。

 

>>第1章の10に続く!!!

 

 

***ミエットワンのグラスゴー大冒険 もくじ***

■■ まえがき ■■

>>まえがき このブログの目的。

■■ 序 章 ■■

>>序章 もう一度グラスゴーへ行くことになったいきさつ。

■■ 第1章 ■■

グラスゴー約2週間のうちの前半1週間の出来事。
たくさんのグラスゴーの人達に会います。
フリッパーズ・ギターの「さよならパステルズ・バッヂ」の世界!
(第1章は13〜15話になる予定です。)

>>第1章の1〜空港パニック
>>第1章の2〜まずはパステルズに会いましょう
>>第1章の3〜Randolph’s Leapにキーボードを借りる
>>第1章の4〜ベルアンドセバスチャンは映画監督
>>第1章の5〜フラワーガールin God Help The Girl
>>第1章の6〜TESCOで遭遇!ノーマンズ・ペアレンツ
>>第1章の7〜JP対SP-PrimalScream-APM-ナンバガ
>>第1章の8〜KiddとPearlfishersとBMXとAPM
>>第1章の9〜ヴァセリンズに渡した!Neu! Reekie!のイベント ← イマココ!
>>第1章の10〜ボーイ・へアドレッサーズのその後とグラスゴーの温かみ
>>第1章の11〜monoの様子とTeenCanteenがとにかくかわいい
>>第1章の12〜The 13th Noteで撮影会!アダムとジェイソン
>>第1章の13〜まとめと用語説明(第1章終了)

■■ 第2章 ■■

グラスゴー滞在約2週間の真ん中でロンドンへ1日だけ行きました!
DANNABLYのジョージやジャニス達と街へ繰り出す!

>>第2章の1〜ロンドンで迷子&BMX Banditsの最新アルバム見切り発車情報
>>第2章の2〜少年ナイフとYuki Kawanaとロンドン
>>ただ今第2章の3を執筆中。(2012/9/30現在)
(第2章は2〜3話になる予定です。)

■■ 第3章 ■■

グラスゴー滞在約2週間の後半の出来事
いよいよレコーディング、そしてライブです!!!

(第3章は5〜7話になる予定です。)

■■ 第4章 ■■

おまけです。帰りにパリに寄ったのでその旅行記。

(第4章は3〜4話になる予定です。)

■■ 番外編 ■■

音楽と関係のない旅のエピソードを書きます。

>>番外編1〜グラスゴーで泊ったホテルでまかない食べた!

 

■■ 前回(3月)のグラスゴー行きのときの記事 ■■

3月の旅が、この大冒険のきっかけになりました。(over 100リツイートいただきました!)
>>スウェーデンとスコットランドの旅ーBMXバンディッツとパステルズに会ってきた!その1
>>スウェーデンとスコットランドの旅ーBMXバンディッツとパステルズに会ってきた!その2


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