Sep 30, 2012

ミエットワンのグラスゴー大冒険・第2章の2〜少年ナイフとyuki kawanaとロンドン

           
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<前回までのあらすじ>
連日の大冒険、前日の深夜までのライブ待ちを乗り切り、朝の列車にどうにか乗る事が出来たmiette-oneはしもとさゆり。オリンピック開催中で大にぎわいのロンドンへ向かう。ロンドンではDAMNABLYの社長ジョージがリバプールストリート周辺を案内してくれるということで、もう一人のスタッフジャニスちゃんが来るまでぶらりする事に。ところでそもそもなぜジョージが私に連絡をくれたのか、、、、というところで待て次号!となる。

 

はい、そうなんです、なぜジョージが私を知っていたのか。

 

ここを読んでくださっている方の中には私が何者か分からない方もいらっしゃると思うので
まずはすこし説明させていただこうと思います。

今回のグラスゴー大冒険はBMX Banditsのダグラスさんが
2〜3年前にマイスペースでメッセージをくれた事に遡ります。
私はmiette-oneという一人ユニットをやっていて、マイスペースに音楽を上げていたのです。
BMX Banditsは10代の頃にいっぱい聴いていた大好きなバンドですから
そりゃあもうびっくり。好きな事って伝わるんだなって、感動しました。
そして、いつかお会いできたらいいなーくらいにしか思っていなかったのが、
本当に会えて、一緒にレコーディング、ライブまでやってしまうことに。

 

私はmiette-oneとほぼ同時に、abcdefg*recordというふざけた名前のレーベル
ノムラマサヒロと始めました。1998年の秋のことです。
ノムラ君はその前からnaivepop or pitetfoolというバンドをやっています。

 

もちろん私はトラットリアやクルーエル、エスカレーター、イギリスのエル、チェリーレッド、サラ、クリエイションや53rd & 3rd、アップルズインステレオのエレファント6、時代場所はそれぞれ違いますが、これらのインディーズレーベルからリリースされている音楽に、胸をときめかせていました。これらのレーベルの事が、abcdefg*recordを始める上で頭に浮かんで来た事は間違いありません。
(そしてノムラ君はK.O.G.AやLD&Kが好きでした。他にも日本のインディーズレーベルは全般詳しい感じでした。エスカレーター、トラットリアは共通です。なんとなく、abcdefgのイメージがお分かりになったでしょうか?)

 

それでジョージの話にもどります。

 

リバプールストリートの古い街並を歩いているときの事。

door

 

“君はレーベルをやってるよね?abcdefg…”

“え?!そうだよー!わーびっくり!知ってるの?”

“うん、Yuccaって君のとこから出してるでしょ?”

“へ!!!???う、うん!!!Yucca!!??そのとおりだけど、ええ!!??”
(まさかロンドンでYuccaの名前を聞くとは思っていなくて面食らっている。)

“Yuccaって最初女の子一人のバンドだったよね?”

“あ!それはYucca違いで、同じ名前の人が居てね、、、”

“いや、確かにあの子はこのYuccaだよ!あの、顔の上にやたら余白があるへんな写真上げてる子!

 

え????

 

yuki kawana、か!!!!

 

 

この写真は確かに当時私たちの間でも物議をかもしました。
Yuccaのキーボーディスト、yuki kawanaのソロアルバムのリリース情報用に
本人が持って来たアー写がこれだったのです。

 

これでいいのか?ユキちゃんは美女なのに、なにが彼女をこうさせる?!

 

”これ〜妹に撮ってもらったのなんです。家の階段で。”

 

階段で、、、怪談!!??まさかね。。。

 

よくも悪くも(?)彼女らしさが出ていたので、そのまま採用となりました。

 

”あの写真、変だよね!!!なんなの?なんで彼女はあんなに変わってるの?”

 

ジョージ、興味津々なようです。

 

ユキちゃんの独自の世界観は、海を越えて、国境を越えて、伝わっていました。

 

ちなみにYuccaは最初からバンドで、オリジナルメンバーは勇作さん、梅ちゃん、品田あやこちゃん。
カワナユキちゃんはあとから加入しています。
最初お客さんで観に来ていたのが、バンドメンバーになったそうです!

そのあと彼女はほとんどの楽器を自分で演奏したソロアルバムを作りました。

ですから最初Yuccaが一人バンドだったというのは間違いです。

Yucca – pull the trigger


Yucca – cosomo dragoon

もう一人のYuccaの花、品田あやこちゃんが主人公のドラマ仕立て。
ユキちゃんとのシュートレーンのシーンがすごく印象的。


Yucca – sunday drive

Yuccaのベーシスト梅ちゃんを知っている人ならギャグにしか見えない!エロティックなクリップ。

3本まとめて上げてしまいましたが、どれもすごくかっこいいので見て欲しい!!!
お時間のある時に是非!
そしてこれがソロ、YUKI KAWANAの作品。

yuki kawana – a black swallowtail

はぁぁぁ。どう、すてきじゃないですか。
ううう。わたし彼女の音楽もたたずまいも、簡単にいえばそんざいのファン。

なんだ、ジョージめ、あなたもyukiが好きなのかい!
私たちなかまね!

なかよくしよーぜ!

ミョーな親近感が湧いたところで、ジャニスが来てくれました!

 

ジャニスはチャイニーズ系のイギリス人。生まれも育ちもイギリス!
でもロンドンではないらしく、なんかそのことでジョージにからかわれていた。
「名古屋だぎゃ〜」とか「ダサイタマ」なんかそんなようなかんじで。

それからジャニスは日本語を勉強していた事があるので
日本語がしゃべれるのです!
もう、なんていうかほっとしたーーー!!!!
すごい上手なの!!!!

P7310185

 

ジョージ ”おなかすかない?”
いや、さっきジョージがお散歩がてらベーグルをおごってくれたんです。

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100年以上続くという老舗で、すごくおいしいサーモンのベーグルを買って
ユキオタ話に花を咲かせながら食べ歩いていたのですが、
あれ食べたばっかりだから全然、、、。でも食べれるっていえば食べれるけれども、、??

ジャニスもあんまり空いてないけど、、、、でもゴハンの時間といえば、まあそうだしいいよ!ってなって
せっかくだからあれを食べてみたい!って私が言って、

リバプールストリートで一番美味しいっていうところに連れて行ってもらいました!

 

イギリスといえば

 

フィッシュアンドチップス!!!!!

初体験です!!!!!

ぐわーでっかい!

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P7310195

たべますよ、たべます、自分でこれが食べたいって言ったわけですから

それにしても

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巨大。。。。。。。

 

私とジャニスは食べきれなくて、
ジョージはぺろっと。
それはもうぺろっといってました。

 

たぶん、東洋人と西洋人では体が違うんだと思いました。

 

食べながら、日本とイギリスのインディーズ音楽シーンについていろいろお話。
それからジョージはバンディッツの新作をとても楽しみにしてるって!
少年ナイフのヨーロッパツアーは、もちろんジョージも関わっているのですが、
それでTFCのノーマンの新ユニットJHONNYが友情出演してくれるそうで、
もう、ジョージ大興奮。ジョージもグラスゴーのバンドが大好きみたいです。

 

結局フィッシュアンドチップスたべきれなかった〜。
すごく美味しかったです!ただ、量の問題です!
3~4人分だと思う。日本のきすの天ぷらとか、どう思われるんだろう。

 

お店を出てすぐ、クイーンエリザベスを発見。

今年はエリザベス女王在位60周年だそうで
町中でクイーンを見かけます。
ねえねえ、ジャニス一緒に撮ろうよ!ジョージ撮って!

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ちょっと!!!いま準備してたのに!!!はやすぎだよ!!!

P7310206

ええええ、このタイミングじゃなくて!!!

ちゃんととってよー!

P7310205

はあ、やっと撮れた。
クイーンと3ショット、です。

さすがユキオタなだけあって、ジョージもへんなやつです!

このあとも色々お散歩して、
(次の投稿で写真などまとめます。)
そろそろお開きの時間となりました。
8時を過ぎてやっと日が暮れてきます。

P7310217

私のホテルまで、ジョージとジャニスが送ってくれました。
いましがた、ジョージの事変なやつって言いましたが、
このとき私の重ーーーい荷物をジョージが運んでくれました。
ジョージ、いいやつです!!!(涙)

“ロンドンにはね、本当にたくさんライブハウスがあるから、
みんなロンドンでライブするなんて、、、と思ってるかもしれないけど、
きっと考えてるより簡単にできるよ!
そう、君はグラスゴーでライブするけど、そっちの方がよっぽどすごい事だよ。
もしロンドンでライブしたかったら言ってね。
力になれると思うから!”

ジョーーーーージ!!!
めちゃくちゃいいやつです!!!(号泣)

P7310221

ホテルに着きました。
数時間の出来事だったけど
ジョージやジャニスに親切にしてもらった事を思い出して
別れ際に涙が出てしまいそう。

そしてこの出会いがとんでもない事に繋がるとは
この時はおもってもみませんでした。

upload

 

話は現在(2012年9月30日)に戻ります。

実は明日から、またイギリスに行ってまいります!!!

 

なんと10月4日にグラスゴーのOran Morという
元々教会だった美しいホールで
少年ナイフのUKツアー、グラスゴーが行われるのですが、
その対バンはBMX Bandits、そしてそのライブに、バンディッツのメンバーとして
わわわ、わたくしmiette-oneが参加するのです!!!!!

のわわわわわーーーー!!!!!

しかもドキンちゃん!!!!!!(°⌓°)

 

少年ナイフとBMXバンディッツがライブをするのは
20年前に一緒にUKツアーを回って以来のことだそうです!!!
これは日本のみならず、本国イギリス、グラスゴーでも大事件なのだそうです!!!!

そんな現場にわたし、、、、、、、。

さらには、

10月19日(金)にロンドンで
前述のユキカワナと共に
ロンドンでライブしてきます!!!!!!!

ひょえ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!

それもこれもジョージが少年ナイフのUK盤を出した事に繋がるわけです。

 

この辺の話を、今日のポッドキャストで話しましたので、もしお時間のある方はぜひ!

コアレディオスーパー2012年10月号

そんなわけで今日は途中からお知らせとなってしまいましたが、
次の投稿はまたもやグラスゴーからになります。
もし可能ならば、少年ナイフのライブの模様もどしどしお知らせしていきます!
ではでは!明日は飛行機だ〜〜〜〜〜!!!おやすみなさーーーーい!!!!

London! very old and wide room :-)
 

***ミエットワンのグラスゴー大冒険 もくじ***

■■ まえがき ■■

>>まえがき このブログの目的。

■■ 序 章 ■■

>>序章 もう一度グラスゴーへ行くことになったいきさつ。

■■ 第1章 ■■

グラスゴー約2週間のうちの前半1週間の出来事。
たくさんのグラスゴーの人達に会います。
フリッパーズ・ギターの「さよならパステルズ・バッヂ」の世界!
(第1章は13〜15話になる予定です。)

>>第1章の1〜空港パニック
>>第1章の2〜まずはパステルズに会いましょう
>>第1章の3〜Randolph’s Leapにキーボードを借りる
>>第1章の4〜ベルアンドセバスチャンは映画監督
>>第1章の5〜フラワーガールin God Help The Girl
>>第1章の6〜TESCOで遭遇!ノーマンズ・ペアレンツ
>>第1章の7〜JP対SP-PrimalScream-APM-ナンバガ
>>第1章の8〜KiddとPearlfishersとBMXとAPM
>>第1章の9〜ヴァセリンズに渡した!Neu! Reekie!のイベント
>>第1章の10〜ボーイ・へアドレッサーズのその後とグラスゴーの温かみ
>>第1章の11〜monoの様子とTeenCanteenがとにかくかわいい
>>第1章の12〜The 13th Noteで撮影会!アダムとジェイソン
>>第1章の13〜まとめと用語説明(第1章終了)

■■ 第2章 ■■

グラスゴー滞在約2週間の真ん中でロンドンへ1日だけ行きました!
DANNABLYのジョージやジャニス達と街へ繰り出す!

>>第2章の1〜ロンドンで迷子&BMX Banditsの最新アルバム見切り発車情報
>>第2章の2〜少年ナイフとYuki Kawanaとロンドン ← イマココ
>>ただ今第2章の3を執筆中。(2012/9/30現在)

(第2章は2〜3話になる予定です。)

■■ 第3章 ■■

グラスゴー滞在約2週間の後半の出来事
いよいよレコーディング、そしてライブです!!!

(第3章は5〜7話になる予定です。)

■■ 第4章 ■■

おまけです。帰りにパリに寄ったのでその旅行記。

(第4章は3〜4話になる予定です。)

■■ 番外編 ■■

音楽と関係のない旅のエピソードを書きます。

>>番外編1〜グラスゴーで泊ったホテルでまかない食べた!

 

■■ 前回(3月)のグラスゴー行きのときの記事 ■■

3月の旅が、この大冒険のきっかけになりました。(over 100リツイートいただきました!)
>>スウェーデンとスコットランドの旅ーBMXバンディッツとパステルズに会ってきた!その1
>>スウェーデンとスコットランドの旅ーBMXバンディッツとパステルズに会ってきた!その2


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